4月17日にスタートした「貴族探偵」(フジテレビ系)が放送直後から「もう見ない」と、視聴者からの拒否反応を受けている。月9ドラマの初回視聴率としては3クールぶりに11.8%と2ケタを記録したというのに、なぜなのか?
「主演の相葉雅紀は被害者ですよ。相葉の魅力は“どこにでもいそうなお兄ちゃん”に尽きるんです。それなのに浮世離れした貴族を演じさせるから、企画の段階で間違っている。相葉は現在オンエア中の消臭効果がプラスされた柔軟剤CMの好感度がすこぶる高いんですが、このCMで相葉はエプロンを掛け、幼い女の子とその父親と共演しているため『保育士みたい』と評判になっているんです。相葉には2人の弟がいるせいか、CMでも女の子に対する優しい眼差しや膝を折って女の子と目の高さを合わせるシーンなど“お兄ちゃん”らしく見えて実に微笑ましい。相葉には演技をさせるのでなく素を出せるキャスティングをすべきなんです。
『貴族探偵』でなく『保育士探偵』をやらせていればハマリ役だったと思いますよ。相葉の演技は稚拙ですが彼本来の人間性は豊かで優しいですから、多くの人の心をつかむでしょう。脇を固める松重豊、滝藤賢一、中山美穂らを保育園園長や保育士統括長、PTA会長に据えれば完璧ですよ」(広告代理店関係者)
確かに、イメージしにくい“貴族”より、生活感のある“保育士”のほうが似合いそうだ。