4月20日、メジャーリーグ・マーリンズのイチロー選手が古巣マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドに凱旋し、多くのマリナーズファンから思いがけない大歓迎を受けた。
9回の第4打席。リーグの違いから、次にいつここでイチローを見られるかわからないため、シアトルのファンから巻き起こる“イチロー”コール。その声に応えるかのように、イチローの放った打球はかつて自分の定位置だったライトを超えてスタンドへ。球場はお祭り騒ぎとなり、その直後には両チームがツイッターで速報を流すなど、イチロー愛あふれる試合となった。
「“イチ・メーター”で有名なエイミーさんが陣取っているのはもちろんですが、『ICHIRO LOVE』『Welcome Back!』といったプラカードを掲げている人がたくさんいました。さらには『イチロー、私は子どもにあなたの名前をつけたよ!』というプラカードも。イチロー選手に出会うまでは聞いたこともない外国の名前だったはず。その愛の深さは推して知るべしです」(週刊誌記者)
日本でもF1ドライバーのアイルトン・セナの活躍時には、男女を問わず子どもに「せな」と名付けた親が多くいた。敬愛する有名人の名前を子どもに付けるという行為は、どこの国でも究極の愛情表現なのだろう。
(伊藤その子)