4月29日、GWの初っ端に満を持して公開された、木村拓哉主演、講談社の人気コミックの実写版映画「無限の住人」がキムタク史上最悪の大コケ危機に瀕しているという。
27日にはマツコ・デラックスの力まで拝借とばかりに、テレビ朝日系の深夜番組「夜の巷を徘徊する」に出演するなど、怒とうの宣伝攻勢で雑誌やテレビに出まくりだった木村。しかし、かつての“キムタクなら何でもヒット”していた時代とは状況が一変していると映画誌ライターが顔をしかめる。
「我々メディアは、SMAPから離れソロ役者として木村がどういった路線を目指すのか注視していましたが、選んだのが三池崇史監督のハチャメチャぶった斬りムービー『無限の住人』でした。予告編でも特殊メイクが残念、役者が全員大根など、すでに酷評が聞こえていますが、この作品を選んだということは、今後もキムタクのキャラ押しのエンターテイメント作品に出続けるという意思表示に思えます。ですから、第一弾の今作は何としても大ヒットさせて“キムタク健在”を示したいところ。ところが、27日の木曜日に始まった座席予約を見るかぎり、公開初日の29日ですら全国70館で生中継される舞台挨拶の回だけしか客席は埋まっていません。ほかの回はキムタクのネームバリューと照らし合わせれば、ガラガラといってもいい惨状です」(映画誌ライター)
じつはGWが近づくにつれて、映画関係者の間では今年のGWは「美女と野獣」の1位は確定、「名探偵コナン」「ワイルド・スピード」がし烈な2位争いを繰り広げるという声が大勢を占めていた。「無限の住人」はその3強から離された位置で、同じくコミック原作の実写化、菅田将暉主演「帝一の國」との4位争いがせいぜいだろうと期待値は急降下したという。
「それでもGWに公開するメリットは『美女と野獣』などのメガヒット作が完売だった場合に、あふれた難民の受け皿となって、そのおこぼれにあずかれるから。ですから、最終的には興行収入もそこそこの数字は見込めるはずですが‥‥天下のキムタクが4位争いではコケたと思われてもしょうがないでしょうね」(前出・映画誌ライター)
三池監督作品といえば、昨年のGWも「テラフォーマーズ」が不入りで、“難民”すらテラフォのチケットを買わなかった。そこだけはキムタクの力でなんとか死守したいところかも?
(平山リン)
関連記事:キムタク、「嫌いな俳優」圧倒的1位で「キムトーーク!」大失敗の危機 http://asajo.jp/excerpt/26837