歌姫マライア・キャリーが新作コメディ映画「ザ・ハウス」にカメオ出演(短時間の友情出演)を果たした際の態度を非難されている。出演者の1人である俳優のロブ・ハベルによれば、マライアは4時間も遅刻してきた挙げ句、「自分用のトレーラーを白いバラと羊のぬいぐるみで一杯にするように」など、信じられないような要求をしたというのだ。
「僕らはマライア・キャリーという名前のポップスターと撮り直しをしたんだ。あまり良くなかったね。彼女、どうしちゃってるの?信じられないような状況だったよ」とロブ。
「ザ・ハウス」はウィル・フェレルとエイミー・ポーラー演じる夫婦が娘の学費を稼ぐために秘密のカジノを始める物語。その中でマライアは本人役としてわずかながら出演している。
しかしロブによれば、そのごく短時間の出演シーンに対しても、マライアは渡された脚本に文句をつけていたという。ロブはラジオ局シリウスXMの番組内でこう説明している。
「マライアは1曲歌うために雇われたんだ。でも彼女は『私はこの曲を歌いたくないわ』と言い、製作側は『でも僕たちはこの歌を歌ってもらうために君を雇ったんだよ』と揉めた。彼女が殺されるシーンでは、『私のキャラクターは銃弾なんかで殺されないと思うのよね。ワンダーウーマンみたいに跳ね返したらどう?』とも。制作側は『マライア、こんなことやっている暇はないんだ。君はすごい大金を支払われているんだろ。君がいるのは1日しかない。口論している暇なんてないんだ』って感じだった。とにかくマライアは、求められたことがやりたくなかったんだ」
そしてロブは、マライアのシーンが使われたかどうかさえも定かでないと話している。