朝ドラ「ひよっこ」(NHK)がジワジワと盛り返してきている。
放送開始から12週まで、朝ドラでの及第視聴率とされる20%を超えた回が11回。決して悪い成績ではないが、今ひとつ伸び悩んでいた。しかし、6月26日からの週は初めて4日連続で20%超えを記録。7月からのドラマ後半に向けて勢いづく流れとなっている。
この好調な数字にひと役買っているのが、主人公・みね子の叔父である宗男を演じる峯田和伸だ。
「この週は、ビートルズの来日公演が発表され、大ファンの宗男は居ても立ってもいられずソワソワ。そんな宗男に、みね子は何とかしてチケットを贈りたいと奔走する展開でした。感情豊かな宗男の焦燥と思い切った行動が視聴者を惹き付けたのではないでしょうか」(芸能ライター)
これまでにも時折登場しては、大声で笑い物語に余韻を残してきた宗男。今後の展開でも重要な役割を果たしそうだ。
「峯田はパンクバンド『銀杏BOYZ』のボーカルで、昨年放送された連ドラ『奇跡の人』(NHKBSプレミアム)では初主演を務めて高い評価を受け、ドラマは文化庁芸術祭賞を受賞しています。この時の脚本家が今回の『ひよっこ』を手がけている岡田惠和氏で、みね子が務めるレストランのオーナー、牧野鈴子を演じる宮本信子、同じアパートに住む漫画家の卵コンビの片割れ、坪内祐二を演じる浅香航大、蒼アパートの大家である立花富を演じる白石加代子、レストランの隣の中華料理店の店主、福田五郎を演じる光石研らはみな『奇跡の人』の出演者。気心知れた間柄の俳優陣が脇を固め、主人公の有村架純を盛り立てているのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
ドラマ後半のさらなる盛り上がりに期待大だ。