伝説の英ロックバンドであるピンク・フロイドが、女優ナオミ・ワッツ(48)の父親が他界した際、家族が困らないようにとナオミの母親に「数千ドル」を手渡していたそうだ。同バンドのサウンドエンジニアだった父親ピーター・ワッツが薬物の過剰摂取によりロンドンで亡くなった時、ナオミはまだ7歳だったという。ピンク・フロイドのメンバーには大きな借りがあるのだとナオミはガーディアン紙に明かした。
「亡くなった時、父は貯金が無かった。たぶん母もお金を持っていなかったんだと思う。それを知ったピンク・フロイドがとても親切なことに手助けしてくれたの。『信託基金』などではなく、彼らは私たち母子が困らないようにと数千ドルくれたんだと思う。一気にね。とても親切なことだわ」
父親を亡くした時まだ小さかったナオミには父との思い出があまりないため、写真を見ると感情的になってしまうという。
「私には父の写真がたぶん3枚くらいと、思い出が2つくらいしかないの。しかもその写真は全部、父の姿がぼやけているか、背景の中の一点くらいにしか映っていないのよ」
美人女優の幼少期を支えたのは伝説のプログレバンドだった。