今年上半期の「タレントCM起用社数ランキング」で、山本美月が2位にランクインした。モデルとしてスタートした彼女だが、昨今は女優としての活動が激増し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。
実は彼女はプライベートでのオタク趣味が有名。アニメ好きを公言しており、キャラクターのコスプレを披露するたび、ネットニュースなどで話題となっている。
山本のみならず、オタクタレントの第一人者たる中川翔子、現在ブレイク中の市川紗椰ら、オタク趣味が好感度アップに一役買っているタレントは数多く存在する。
そんな中、都内の大手芸能事務所が、自社に所属するタレントを「アニメオタク化する」取り組みに励んでいるという。
「ウチにはタレント養成プログラムとして『オタク趣味の育成』というものがあるんですよ。提携している専門学校の講師らにアニメの基礎知識等をレクチャーさせています」
こう語るのは、大手芸能事務所の中堅マネージャーである。
「実際、このプログラムで『アニオタ女子』として最近売れ出したタレントもいます。完全に後付けの趣味ですが、元々好きになる素質があったんでしょう。アニメでも何でも、こうした『属性』があると、企業のイベントに呼んでもらいやすくなりますね」
事務所が趣味を育成する時代。せめて山本美月のオタク趣味は根っからであると信じたい。
(白川健一)