ウェタ・デジタルが『アバター2』のためのグラフィック作成を始めたという。ジェームズ・キャメロン監督による『アバター』は、2009年の公開以降次回作が切望されてきたにも関わらずその製作が何度も延期になっていたが、ここに来てウェタ・デジタルが『アバター2』のためのビジュアル加工に取り組んでいることを明かした。このことで、実写アクションシーンやモーションキャプチャの撮影がほとんど終わっており、すでに映画がCG加工に着手する段階にきているという見方もある。
『アバター』の1作目は全世界で27億ドル(約2900億円)の興行収入を上げ、多数の映画評論家から高い評価を受けた。キャメロン監督は「(視覚効果アーティストの)ジョー・レッテリとウェタ・デジタルがこの映画にもたらしたものは計り知れないよ。『アバター』の製作のときから、ウェタ・デジタルは世界最高峰のCGアニメーション、最も人間味がある生き生きした実写に近い視覚効果を作り続けてくれている」と語っている。
2009年公開の第1作で主演を務めたシガニー・ウィーバーは先日、続編の撮影準備も既に始まっているとし、「私たちはもう始めているのよ!トレーニングも始まったし、あとは…もうこれ以上は話せないわ。秋までには撮影が始まるでしょう」と明かしていた。
キャメロン監督は『アバター2』の公開が遅れていることを心配してはいないとも語っている。ファンは何年も次回作を待ち望んでいるところだが、キャメロン監督は『アバター』続編は全4作になるとし、今年4月に自身のフェイスブックにこう書き込んだ。
「最高のチームと仕事をするのは本当に嬉しいよ!『アバター』はこの4連作の製作を始めたことでまた長い旅に出た。この旅は2020年12月18日、2021年12月17日、2024年12月20日、そして2025年12月19日まで続くんだ!」
具体的な公開日について発表したのである。