このところ、東京ではパクチー専門店が次々にオープンしています。パクチーといえばタイ料理などに使われる、クセのある香草。あの独特の味がやみつきになるという人も多いそうです。
たとえば、世田谷区経堂にある「パクチーハウス東京」。ここではパクチー好きのみならず、「パクチーが苦手な人にも食べていただける料理」も提供。
また、渋谷・道玄坂の「PHAKCHI BAR」では、国産パクチーのみを使用しており、パクチーを使ったモヒートも楽しめるとか。
さらに、渋谷区の「代々木上原バル シラントロ」では、パスタやパエリア、サラダをはじめ、数々の創作料理にパクチーを使用。ちなみに「シラントロ」とはスペイン語でパクチー(香草)の意味なんだそうです。
このようにブームを起こしているパクチーですが、実はダイエットや美容にも最適。パクチーの栄養の特徴は、まずはβカロテンが豊富なことで、βカロテンは高い抗酸化作用を持ち、皮膚を健康に保つ働きがあるんです。同じく抗酸化作用を持つビタミンEも豊富です。
また、疲労回復にはたらくビタミンBや、コラーゲン生成を助けるビタミンCもたっぷり。ほかにもリナロール、グラニオールといったパクチーの香り成分は、胃腸などの消化を助けてくれるはたらきもあるんです。
それだけではありません、パクチーは体内に溜まった有害毒素を排出する働きも高いと言われています。
私たちの身体は日々、食品添加物や残留農薬、排気ガスなどをとりいれてしまっており、それが体内に蓄積しています。体内に有害物質が溜まると、血液やリンパの流れが悪くなり、疲労を溜め込みやすくなったり、肌荒れを起こしてしまう原因にもなりかねません。こうした有害物質の中でも、パクチーは特に水銀、ヒ素、鉛、カドニウムなどの重金属を身体から排出する働きがあるとのことで、デトックスにも最適なことがわかりますね。
このように、身体にいいことづくしのパクチー、自分で料理しようと思うと難しいモノですが、こうした専門店で味わえるなら、思う存分活用してみたいですね。