いよいよ年末の「NHK紅白歌合戦」まで3カ月あまりとなり、音楽業界では出演者を巡る憶測が飛び交っている。例年は11月末に出場者発表されるが、今年の顔ぶれについて「徐々に固まりつつある」というのはNHK関係者だ。
「昨年は大晦日に解散するSMAPの出演を巡りギリギリまで交渉を続けましたが、今年は順調なほうだと思います。10月からの朝ドラ『わろてんか』で主題歌を歌う松たか子さん、『東京五輪音頭-2020-』の加山雄三さん、石川さゆりさん、パンクシンガーの竹原ピストルさんらが当確メンバーといわれていますね」
それ加えて、今も熱狂的なファンを抱える男性歌手の22年ぶりの出演が有力視されているという。
「かつて“オザケン”の愛称で大人気だった小沢健二さんです。彼は今年2月、21世紀に入ってから初となる新曲『流動体について』をリリース、20年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にも出演しました。今月6日発売のニューシングル『フクロウの声が聞こえる』では人気バンド『SEKAI NO OWARI』とコラボレーション。これが紅白出場を決定づけたと見られています。オザケンとセカオワのメンバーは20歳近く年齢が離れているのですが、その点で幅広い年齢層に向けて番組を作る紅白のテーマと合致する。同じく当確メンバーと目されている星野源さんもオザケンファンを公言していますし、今年の紅白ではオザケンと若いアーティストたちによる豪華共演が期待できますよ」(前出・NHK関係者)
かつて「渋谷系王子様」と呼ばれた小沢の出演はあるのか。11月末の発表を心待ちにしたい。
(白川健一)