ジャニーズ事務所を退所した香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人がツイッターのアカウントを開設。そのプロフィール画像で「Ameba」(アメーバ)のキャラクターである「abemaくん」のぬいぐるみを抱いていることが話題になっている。また稲垣は多数の芸能人が公式ブログをおいているアメーバブログ(アメブロ)に自分のブログを開設した。
11月2日には、アメーバの運営会社であるサイバーエージェントがテレビ朝日と共同運営するAbemaTVにて、3人が出演する「72時間ホンネテレビ」が配信される予定。これほどまでに3人がアメーバにべったりなのはなぜなのか。IT系のライターが読み解く。
「最も大きな理由は、ジャニーズ事務所の影響力が強い既存のメディアから離れたところで活動の幅を広げられるからでしょう。ジャニーズはもともとネットに一切関わってこなかったので、アメーバには影響力を行使できません。その一方でアメブロやAbemaTVは芸能界ですでに大きな存在感を誇っているので、3人が関わるのに器が小さすぎることもない。若者たちのテレビ離れも激しいですし、3人がネットで自由に羽ばたきたいと考えた時、アメーバと組むのは最良の選択と言えるでしょう」
ただネット界にはほかにも有力な企業がいくつもある。その中でアメーバを選んだことについては、アメブロやAbemaTV以外にも理由があるというのだ。
「サイバーエージェントはネット広告代理店の最大手で、電通系のCCIや博報堂系のDACをも上回ります。そしてネット広告はいまや新聞やラジオをはるかに上回り、テレビの7割近くに及ぶ1兆3000億円規模に成長。つまり、3人は同社と組むことで、芸能人にとって大きな収入源であるCM出演を目論めるというわけです」(前出・ライター)
今後、彼らの姿をパソコンやスマホでやたらと見るようになる可能性も高いのかもしれない。
(金田麻有)