血液型といえば“性格診断”ですが、「そんな根拠のない迷信は信じない」という人も少なくありません。
しかし、血液型がある明確な違いを持っていることは、科学的に確認されています。それが、免疫力や感染症への“感染リスク”です。
実は、あの食中毒で知られる「ノロウイルス」ですが、なんとB型の人は感染しにくいといわれているんです。逆に、感染しやすいのはO型だとか。しかし、B型はサルモネラ菌や大腸菌には弱いといわれるため、B型が決してどんな細菌にも強いわけではないそうです。
むしろ、免疫力で比べると、O型は4血液型中、最も免疫力が高いのだとか。
実は免疫力は「O⇒B⇒A⇒AB型」の順で弱くなっていくと言われています。A型になると感染症への抵抗力が弱く、AB型はアレルギーにかかる確率が高い。また、A型はガンになりやすいといわれ、それはストレスを感じやすいところからきているのだそうです。
免疫力が低いということは“病気にかかりやすくなる”ことでもありますが、実は健康面だけでなく“社交面”にも影響するのだとか。
血液型の科学について著名な東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授によれば、O型は病気にかかりにくいため、あまり他人を警戒することなく接触するけど、免疫力の低いA型は、さまざまなストレスを避けるために慎重な行動をとってリスクを回避したり、協調性の高い行動をとるのではないかとも解説しています。
血液型の性格診断の根拠は、実はこの免疫力の高さに関係しているのかと考えると、あながち間違ってないのかもしれませんね。