東山紀之がMCを務めている報道ワイド番組「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)。スタート直後は「まずまず」「声が小さい」と評価が分かれたが、回を経るごとに及第点のハードルが上がるのは当然だ。
「ドラマ『○○妻』(日本テレビ系)でキャスター役を演じていたこともあり、東山には知的なイメージもあって、それなりにこなすのではないかという見方もあったのですが、フタを開けてみたら存在感が薄い。局アナを3人も揃え、コメンテーターでしっかり固めるという番組の構成もあるのでしょうが、キャスターとしては仕切れていない。キャスターには、取り上げるニュースの背景や意味への説明が求められますが、東山の発言はありきたりで少なすぎます。視聴者は最初の2~3回目まではご祝儀で見てくれますが、1カ月たっていまの調子だと視聴率も危ういでしょう」(テレビ情報誌ライター)
東山はじつは30年以上も前から、役作りのために新聞のスクラップを続けている努力家だ。アイドルとしては時事問題にも比較的明るく、番組に先駆けて集中的に勉強もしているという。
「ただ、番組スタート時期が悪かったですね。北朝鮮のミサイル問題、衆議院の解散など、大きなトピックが目白押し。報道番組としてはキャスターの手腕が問われるニュースが多かった。しかも、4回目の放送日に当たる22日は総選挙の投開票日です。この日の番組をどう回すか、党それぞれの主張と問題点をうまくまとめられるかで、東山のキャスターとしての資質がはかられることになるでしょう」(前出・テレビ情報誌ライター)
東山キャスターにとって、文字通り天王山になりそうな22日の放送。はたして視聴者の“清き一票”を集めることができるか。
(伊藤その子)