平日は仕事が忙しくて、あまり眠れていないという人もいるのでは? でも、休日に寝だめをして、睡眠時間を一気に取り返そうとするのは、実はNGな行動なのだそう。
睡眠専門医の白濱龍太郎さんの著書「誰でもぐっすり眠れるようになる方法」(アスコム刊)によると、寝だめをすると確実に睡眠リズムが乱れてしまうため、まとめて取り返さず、一週間単位で取り返すのが推奨されているのだとか。
例えば、月~水曜日に4~5時間しか睡眠がとれなかった場合には、木・金で1時間ずつ睡眠時間を多くとり、こまめに取り返すという形です。ポイントは、睡眠リズムが乱れてきたなと思ったら、できるだけ早くその週内で取り返すことなのだそうですよ。
どうしても眠気が日中にくる場合には、午後1時に15~20分ほどの昼寝をするといいそうです。このように、睡眠不足はこまめに取り返し、スッキリ爽快な脳と体で、忙しい毎日を乗り切りたいですね。
また、医師の池谷敏郎さんによると、新潟大学名誉教授の岡田正彦氏らの大規模の研究で、最も健康的なのは一日平均6時間睡眠の人たちだったそうです。それ以上寝ている人たちは、動脈硬化症になる割合が多かったとか。寝不足でも寝過ぎてもNGというこの事実は、ぜひ覚えておきたいですね。