ある日のこと、タレントの菊池桃子さんが、娘さんの16歳の誕生日に大好物だという「ゆり根」を、キノコと共にバターホイル焼きにしたものをお弁当に入れていました。女子高生にしては、なかなか渋い好みですよね。
薬膳料理家の阪口珠未さんの著書「西太后のアンチエイジングレシピ」(主婦の友社刊)によると、ゆり根には精神を安定させる働きがあるといわれており、薬膳では不眠によく使う薬だと書かれています。そんな効果が期待できると驚きですよね。
また、医師の矢久保修嗣さん、木下優子さん、上田ゆき子さんの著書「女性の不調は漢方でスッキリ!(2)[症状別の漢方と養生法]」(インプレス刊)によると、ゆり根には空咳を抑える効果が期待できるそう。もし風邪などで空咳が出るなら、ゆり根の搾り汁にお湯を加えて飲むといいと書かれています。他に、野菜の中では、粘膜を強くするビタミンB2を多く含むことでも知られているそうですよ。
ゆり根は、気持ちの浮き沈みが激しい女性にとって、うれしい効用がいっぱいありそうです。女子高生がハマる秘密は、もしかしたらそんなところにあるのかもしれませんね。