元SMAPの香取慎吾が、12月22日発売の雑誌「smart」の表紙に登場することが11月21日に明らかになった。ジャニーズ事務所からの独立後に単独で雑誌の表紙を飾るのはこれが初めてとなる。その報せを受け、ファンの間では「ついに慎吾ちゃんをネットで観られる!」との期待が高まっているという。芸能ライターが解説する。
「ジャニーズ事務所は肖像権の管理が厳しく、自社タレントの画像は雑誌の表紙であってもネットには掲載させない方針。そのためジャニーズタレントを起用した雑誌では、人物を黒抜きにした画像で対応しています。それが香取なら退所と共に制限が解けたので、ついに表紙そのものの画像がネット上に掲載されるのではと期待されているのです」
今回の表紙の取り扱いについては、ジャニーズ側に逆風が吹く可能性も指摘されているようだ。芸能ライターが続ける。
「これまでタレントが黒塗りになった表紙画像に『ジャニーズはそういうものだから』と納得していたファンも、香取の表紙が世に出れば衝撃を受けるはず。そうなると、ジャニーズの方針が時代遅れであることを実感することでしょう。もとより雑誌は全体的に売り上げが低迷し、それを電子書籍などのネット展開で補てんするスキームに替わっている。そんな状況でネットに協力的な香取ら3人と、一切協力しないジャニーズを天秤に掛けたら、香取側を選ぶ出版社も出てくるはずです」
香取や草なぎ剛、稲垣吾郎を起用した雑誌なら、ネットでの宣伝も行えるので効果は高いはず。テレビ局ほどジャニーズ事務所に忖度する必要のない出版社では、これを機にジャニーズ離れに傾く可能性があるのかもしれない。
(金田麻有)