どうやらファンにとっては完全にNGなドッキリだったようだ。
Hey!Say!JUMPの山田涼介が、28日に放送された音楽特番「ベストアーティスト2017」(日本テレビ系)で、ドッキリにかけられ、うっすら涙目になる場面があった。
歌唱前にMCとのトークパートがあったのだが、質問の受け答えをする山田の表情を見ると、メンバーの中で何故か1人だけ浮かない表情。それもそのはずで、実は山田だけが番組出演前にドッキリにかけられており、その内容というのがメンバーの中島裕翔がグループを脱退したいと告白するというものだった。
JUMPは今年で結成10周年であり、結束力を確かめる目的で同ドッキリを敢行。山田以外のメンバー全員が仕掛人となり、中島が俳優業に専念するためにグループを卒業したいと言いだした時、山田はどういう反応を示すかをチェックするという企画だ。
VTRで流されたその模様は、中島から告白を受けた山田が「やっぱり辞めてほしくないと思うし。オレら家族みたいなもんだから。1人が抜けたらHey!Say!JUMPじゃなくなるし、このメンバーだからHey!Say!JUMP。やっぱり9人で1つなんだなって思うし。夢は多分1人で追うより、9人で追った方が楽しいんじゃないかな」と真剣に説得するというものだった。
そして、生放送でネタバラシされた時、山田は笑顔がこぼれてはいたものの、まだ状況をしっかり把握できていないといった感じ。山田の「JUMP愛」の強さが痛いほど伝わってきたが、あまりにもヘビーなドッキリだったためか、ファンは「全然笑えなかったんですけど…」「山田くんのJUMP愛を弄ぶな」「山田も中島も可哀想」「このドッキリを考えた大人は絶対に許さない」と番組制作サイドへ怒りを爆発させている。
「JUMPは結成10周年にして、初めての『紅白』出場が発表されたばかり。そのため、このタイミングで中島が辞めるとなると、勢いに水をさすことになるし、山田も気が気でなかったはず。しかも、このドッキリのために山田と中島は数日間会話をしていなかったそう。そんな状況で山田は主演映画『鋼の錬金術師』のPRでイベントや番組出演と大忙しな日々を送っていたわけですから、精神的にも参っていたのではないか。それを思うと中島もドッキリだと早く伝えたかったと思いますが、番組のことを考えて言えなかったわけだからこちらも気の毒。2人に限らず、ネタバレしないようにグループ全体が数日はピリピリしていたでしょうから、誰もいい気持ちはしなかったでしょうね」(エンタメ誌ライター)
バラエティでもこういった重量級のドッキリはその日のうちにネタバラシするのが通例だが、音楽番組でこの規模のドッキリは、さすがにやりすぎだったのでは?
(本多ヒロシ)