いよいよクライマックスを迎えるドラマ「陸王」(TBS系)。12月10日放送の第8話では、松岡修造演じる世界的スポーツブランド「フェリックス」の御園社長が、「こはぜ屋」に買収話を持ちかけ、物語は急展開。視聴率も17.5%にアップした。第9話の予告では、「こはぜ屋」のライバル会社「アトランティス」との裏取引を臭わせるシーンも見られ、ますます目が離せない展開となっている。
「松岡は2004年に、ドラマ『エースをねらえ!』の第9話でテニス解説者として本人役で出演したことがありますが、これはあくまで“ゲスト出演”に過ぎません。今回『陸王』への出演が、実質的な俳優デビューとなります」(エンタメ誌ライター)
俳優デビューが人気ドラマ「陸王」とは、さすが“世界の修造”である。そんな彼が今回の役を演じるにあたって行った衝撃の役作りが明らかになった。
「松岡は2週間前から役作りを開始。最初にやったことはなんと、主演の役所広司の顔をプリントアウトして、家中の壁という壁に貼りまくること。なんでも、『日本のトップ俳優である役所さんの前で演技すると緊張してしまうはず。だからまずは見慣れた顔にしておくことを重視しました』と理由を語っています」(女性誌記者)
まさに“熱血男”松岡ならでは。その努力が実り、演技の評判も好評のようだ。ネットでも「スポーツ選手とは思えないほどの演技力で、イケメン俳優と勘違いするほど」「松岡修造の演技力に引きこまれた」など、多くの声援が寄せられている。
「松岡は初回の撮影でもNGを一切出さなかったといいます。セリフも完璧に覚えてきたのでしょうね。何事にも全力投球で打ち込むタイプですから。実は松岡の母親は宝塚歌劇団の44期生で、宝塚歌劇団では星組男役でもありました。娘も今春、宝塚音楽学校に合格。松岡の演技力にはそういう背景もあるのでしょう」(前出・女性誌記者)
波乱含みの展開を見せる「陸王」。松岡の熱い演技も加わり、視聴率20%超えも見えてきた。
(窪田史郎)