肌は、腸のコンディションと密接にかかわり合っているというのは、よく聞く話ですよね。肌ケアを欠かさず、“キレイ”を求める女性たちの間では、腸の健康を整えることは今や常識になっています。腸内環境をよくするために、女性が積極的にヨーグルトや納豆・漬物などの発酵食品を食べたりするのがいい例です。インナービューティープランナーで管理栄養士の木下あおいさんは、「美肌は作れる」「美肌は腸年齢が決める」と、ブログでつづっています。
ところで、腸の状態は、腸年齢によって変わってくるともいいます。いいうんち研究所顧問で独立行政法人・理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室長である辨野義己さんによると、腸は年齢を重ねるごとに老化するそうで、腸内に有害な腐敗物質がたまりやすくなるのだそうです。また、若くても腸内環境の悪い人の傾向として、肌荒れや吹き出物、ストレスをいつも感じる、寝つきが悪い、朝食を食べない、肉が大好き、いきまないと便が出ないなどがあります。こうした状態にあるなら、腸年齢が実年齢よりも10歳も20歳もプラスになっていることも多いのだといいます。
第23回ヤクルト健康調査2007年の腸年齢調査結果によると、腸年齢が若い人ほど、肌の悩みは少ないことが分かっています。腸内環境を整えることは、腸の年齢を若くし、肌にもいい影響が出るようですね。