嵐の松本潤が主演するドラマ「99.9─刑事専門弁護士─ SEASONII」(TBS系)の第2話が1月21日に放送され、前話から2.9%も上のせし18.0%をマークした。TBSのドラマが18%超えを果たしたのは、ここ1年では10月期の「陸王」が最終回で記録した20.5%に次ぐ2回目となる。
それどころか全民放局を見渡しても、これ以上の数字を獲れたのは10月期に放送された「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第5シーズンだけだ。そんな快挙にTBSやジャニーズ事務所は「してやったり」とほくそ笑んでいるという。
「松潤の『99.9』は、最高でも16.0%止まりだった昨年1月期の木村拓哉主演ドラマ『A LIFE ~愛しき人~』(TBS系)を抜いた形です。そして今期は松潤が木村の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)が直接対決する構図となっており、第1話同士の争いは15.1%対15.7%で木村が辛勝。しかし『BG』が第2話で18%を超えるのは至難の業ですから、このままいけば世間の評価は松潤>木村ということになるでしょう」(芸能ライター)
では、松潤が木村を実績で上回ることで、なぜ局や事務所がニンマリするのだろうか。
「テレビ局にしてみれば、1話あたりの製作費が1億円とも噂される木村の主演ドラマは大博打みたいなもの。視聴率15%でやっとトントンと言われていますし、そんな厄介な代物を抱え込むくらいなら、製作費がぐっとお安く済む嵐・主演ドラマで数字を獲ったほうが美味しいワケです。そしてジャニーズとしても元SMAPの木村より、グループとして事務所に貢献している嵐のメンバーを優遇したいはず。こうして多くのテレビ関係者が松潤の『99.9』を応援する気運が生まれているわけです」(前出・芸能ライター)
もはやキムタクは重荷だったのか? その答えは来期以降のドラマキャスティングに表れてくるのかもしれない。
(白根麻子)