一時期の爆発的な勢いが影を潜め、テレビで見る機会がめっきり減った男女お笑いコンビのにゃんこスター。お笑い好きの間からは「やはり一発屋だったか」といった声も聞こえてくるが、実際にはまだ、その人気は衰えを見せていないという。お笑い系のライターが指摘する。
「1月28日に福岡・北九州市で行われた『爆笑!!お笑いフェス』には、ブルゾンちえみやサンシャイン池崎といった人気芸人や、ナイツや東京03らの実力派に交じってにゃんこスターも出演。芸歴では最も格下でしたが、そのステージは大受けでした。ネット上でも『一番観たかったのはにゃんこスター』『やっと生で見られた!』といった声が数多く寄せられており、集客力の高さを示しました」
同様の例は1月2日に千葉県のららぽーとTOKYO-BAYで行われた観覧無料のお笑いライブでも垣間見られた。この日は同じ事務所に所属する“新作のハーモニカ”“まんぷくフーフー”と3組で出演。ここでも芸歴は最も浅いものの、家族連れを中心に超満員の観衆を集めている。
「結成わずか5カ月でブレイクしたにゃんこスターは、新人お笑いコンビながら『テレビでしか見られない』存在となっていました。そのため子供や若者を中心に『生でリズム縄跳びを観たい!』という渇望感が大きく、最近のライブ人気につながっているのでしょう。アンゴラ村長がネタ中に繰り出す“漬物顔”は子供でも真似しやすく、客席で子供たちが一斉に踊りだす様子はさながら人気キャラクターショーのようでした」(前出・お笑い系ライター)
その“漬物顔”はアイドルのチェキ撮影でも定番ポーズの一つになっているという。やはり真似のしやすさは人気を得るために重要な要素になっているようだ。
(白根麻子)