SMAP解散から1年。“地図組”の地上波レギュラー番組が減っていく中、木村拓哉は精力的だ。主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)も好調をキープしている。
元旦に放送された明石家さんまとの特番「さんタク」(フジテレビ系)は、平均視聴率5.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)とやや寂しい結果になったが、それでも木村とさんまが“黄金コンビ”であることに変わりはない。2人の仲について、テレビ誌ライターが話す。
「木村さんはさんまさんを『おじき』と呼び、さんまさんは『ドラ息子』と呼ぶ。2人ならではの呼称です。親しくなったきっかけは、02年の月9ドラマ『空から降る一億の星』(フジテレビ系)。さんまさんにとって初の月9で、2人は初共演にして同枠異例のW主演。このシリアスなラブサスペンスは、同年の連続ドラマ年間最高視聴率となっています。撮影時の木村さんは29歳で独身。女性誌『an・an』の“好きな男ランキング”で前人未到の15連覇を達成した時期でした。ドラマ撮影中、さんまさんは粋な失敗をわざと犯しているんです」
そのシーンは刑事役のさんまが木村に「お前が犯人やな」と言う場面。だが、さんまはわざと「おまえ、男前やなぁ」と言ったのだ。当然これは、現場の士気を高めようとしたさんまのサービス。信頼関係のなせる業だ。
「昨年6月、さんまさんが企画・プロデュースした動画配信サービスNetflixオリジナルドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』に出演していた俳優・小出恵介が、未成年スキャンダルでクランクアップ後に降板。小出は明石家さんま役で出演していたので、ピンチに見舞われました。このとき誰よりも早く立ちあがったのが木村さん。即『明石家さんま、俺やりましょっか?』と申し出ているんです。結局、代役は玉山鉄二さんに収まりましたが、“おじき”のピンチに見せた漢気はさすがですね」(前出・テレビ誌ライター)
木村の妻でタレントの工藤静香とも共演経験が多いさんま。おじきとドラ息子は、家族ぐるみの付き合いでもあるのだ。
(北村ともこ)