最近、「疲れやすい」「肩こりや腰痛が気になる」「寝つきが悪くなった」などの症状を感じていませんか? 実は、これらの症状は、日本ヘルスケアアドバイザーズが行った、36歳から55歳の更年期障害のような症状を抱える女性400名に対する調査で、上位3位を占めた更年期症状なんです。
とくに36~40歳では、「怒りやすい」「すぐイライラする」「くよくよしたり憂鬱(うつ)になったりする」といった、精神的症状を訴える傾向があったようです。30~40代前半のうちは、まだ更年期なんて早いと思いがちですが、実は徐々に症状が現れてくる可能性もあるということです。
更年期の症状というと、「汗をかきやすい」「顔がほてる」といった肉体的症状のイメージがありますが、こうしたイライラや憂鬱など、「精神面に現れることもある」ということはよく覚えておきたいですね。
本調査にコメントを寄せている医師の小山嵩夫さんによると、更年期の症状は2~3カ月で劇的によくなることが多いので、何事も重大な決断をするときは、調子のよいときにするのを勧めているそうです。早めに気づき、きちんと治療を受けることで、大事には至らないようにしたいものです。
「なぜかイライラが止まらない!」「なぜか前より気分が滅入るようになった」という30代後半の女性は、一度更年期症状を疑ってみるのがいいかもしれませんね。