みなさんは朝、元気に起きられていますか? なんだか最近、急に疲労感が募ったり、ちょっとした抑うつを感じたり、寝起きが悪くなったりしていませんか。このような急な体調の変化があると、何か大きな内科疾患やうつ病にかかったのではないかと思ってしまいますが、実は、ある栄養素の不足が関係していることもあるんです。
その栄養素とは、「ビタミンB」。新宿溝口クリニックの溝口徹さんによると、ビタミンBが不足すると、エネルギー不足になって強い疲労や抑うつを感じてしまうのだそう。また、疲労やストレスの末、お酒に頼ってアルコールを過剰に摂取すると、ますますビタミンBが消費されて負の連鎖にハマってしまうのだとか。
さらに、米やパン、パスタなどの炭水化物ばかりを大量に摂取していると、その糖質代謝のため、さらにビタミンBが消耗してしまうのだそう。
ビタミンBが不足しているときは、点滴やサプリメントが有効だといいます。溝口さんによると、「性格的にまじめで、何にでも一生懸命頑張ってしまう方、集中すると何時間でも一つのことに没頭してしまう方は、とくにビタミンBが過剰に消費されるので注意が必要」なんだとか。日頃からビタミンB不足になりそうな生活に心当たりがある人は、ちょっと気を付けたいですね。