オレンジやレモンなど、柑橘系の果物が出回る季節、これらを使った「ポマンダー」作りをしてみてはいかがですか? ポマンダーとは、もともと中世ヨーロッパで魔除けのために、オレンジにクローブを刺して身に着けていたお守りです。ちなみに、クローブは殺菌作用や鎮痛作用があるハーブで、今ではクリスマスの時期になると、ツリーにオーナメントとして飾ることもあるようです。
さて、ポマンダーの作り方ですが、まずはオレンジ、ゆず、レモンなどの柑橘系の果物1個と、クローブ、シナモンを用意します。次に、果物に竹串で穴を開けてから、クローブを穴に刺していきます。長期間保存したい場合は、全面にびっしりとクローブを刺しましょう。ただし、乾燥すると果物が縮むので、クローブは3~5mm間隔で。奥までしっかりとクローブを刺し、シナモンを全面にふりかけたら、風通しのいい場所で乾燥させて完成です。
数日間、香りを楽しむだけなら、クローブはところどころに刺すだけで大丈夫。柑橘系の香りと、クローブのスパイスの香りで、心も癒やされますよ。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。