アメリカのメディアからは「世界で最も美しい女性」などと評価されてきた、当代きっての艶シンガーであるケイティ・ペリーが、すっかり落ちぶれてしまった!?
2015年の「ザ・プリズマティック・ワールド・ツアー」は同年のコンサートツアーの中で世界トップの収益を上げているが、事情通からは“ケイティの時代は終わった”など、失笑が巻き起こっているという。その理由のひとつが、ゴシップ的行動や発言が急増していることだという。
「アメリカの人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員に、27億円とも言われる莫大な契約金で加わりましたが、3月11日の放送では、キスも未経験という19歳の出場者のファーストキスを面白半分で奪ったことで物議を醸しました。また、3月18日の放送では、目下、ケイティとは衆目の一致する“犬猿の仲”と言われるテイラー・スウィフトを指し『ケイティには申し訳ないけど、テイラーを尊敬し、愛している』と語った出場者に対し、『あら、謝る必要はないわ。私もテイラーを愛してるから』と、突然のリスペクト宣言をし、アメリカのマスコミをザワつかせました。かつて、バックダンサー引き抜きトラブルや作品中であからさまにディスるなどといった“バトル状態”にあるテイラーに対し、これまでなら口が裂けても『愛してる』なんて言うわけがなかっただけに、必死の話題作りなのでは?と失笑されているんです」(女性誌記者)
そんな失笑の背景には、2017年6月に発売されたケイティの最新アルバム「ウィットネス」の深刻なセールス不振があるという。
「アメリカでは熱烈ファンのおかげで初登場1位にはなりましたが、そこからチャート急降下。ブレイク以降のこれまでは『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』(2008年)が170万枚、『ティーンエイジ・ドリーム』(2010年)が300万枚、『プリズム』(2013年)が170万枚と、すべて大ヒットを記録してきたのに対し、『ウィットネス』は、たったの16万枚。前作比90%減とあって、所属するレーベルと重大会議まで開かれたそうです。一方で、ライバルのテイラーは最新アルバム『レピュテーション』(2017年)がすでに180万枚を突破。人気は一向に衰えていません。ケイティもポップアイコンとしてはまだまだ有名ですから、今回もツアーの売り上げは悪くありませんが、過去のヒット曲だけウケる“懐メロシンガー”の仲間入りをしたという意地悪な声まで出ている。それだけに、テレビ番組で話題を振り撒かなくてはいけなかったという意見は当たらずも遠からずでしょう」(CD&DVD専門誌記者)
3月27日、28日にさいたまスーパーアリーナで行われるコンサートツアー「ウィットネス:ザ・ツアー」のために来日するケイティ。まずは、ライブで健在ぶりを見せつけてくれることを日本のファンは願うしかない?
(飯野さつき)