いまの仕事をしていても、いまいち将来がみえないという女性は多いのではないでしょうか。そこで、キャリアの転機のきっかけをつかむためにも、いまからそのヒントを探してみましょう。
神戸大学大学院経営学研究科教授で経営学博士の金井壽宏さんの著書「働く人のためのキャリア・デザイン」(PHP研究所刊)によると、キャリアとは長期に渡る不確かなものなので、デザインのしようがないそうです。また、何が起こるかもわからないので、偶然に身を任せたほうがいいとも述べています。
人事コンサルタントの所由紀さんによると、何がやりたいのかわからない状態では、転機がきても生かせないといいます。確かにそうですよね。転機というものは、いつどこで訪れるか分からないもの。なので、日頃から自分が本当にやりたいことを意識して、自分から転機をつかみ取るようにするのがコツといえそうです。
また、所さんは、具体的な目標がない場合は、現状の不満ポイントを把握し、絶対にやりたくないことをリストアップするだけでも、解決策の糸口はつかめるはずといっています。ぼんやりとした不安を抱えている人は多いと思いますが、まずは、こんなところから始めてみてはいかがでしょうか。