これまで、「半沢直樹」や「下町ロケット」など、数々のヒット作を生み出したTBSの日曜劇場。4月22日から始まる新作は、嵐の二宮和也が4年ぶりに連続ドラマで主演する「ブラックペアン」。原作は「チーム・バチスタの栄光」などで知られる作家で医師の海堂尊氏によるもの。原作では、教授に対しても物怖じしない研修医・世良雅志を中心に描かれているが、ドラマでは高い技術から“手術職人”と評される孤高の外科医・渡海征司郎(二宮)にフォーカスしている。
渡海は、出世に全く興味がなく、傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を生んでいる一匹狼の万年ヒラの医局員。そのため、院内では常に手術室に籠っていることから、“オペ室の悪魔”と呼ばれている。
題名の「ブラックペアン」とは、手術器具の1つ“鉗子”のこと。天才外科医の医療モノとして手術シーンは欠かせないのだが、現場でネックになっているのが、世良を演じる竹内涼真と二宮の身長差だという。
「二宮は公称168cm、手術室看護師・猫田真里を演じる趣里は158cm、心臓外科医・佐伯清剛教授を演じる内野聖陽は177cmなのですが、竹内だけ185cmと背がとびぬけて高いんです。本来の手術で背の低い医師は、台を使って調整します。しかし撮影の場合は足元も映りますから、竹内は苦しい姿勢を強いられることになるかも。腰を痛めなければいいなと思いますね」(芸能記者)
今作で、初めて外科医に挑戦する二宮。長身の竹内を従え、天才外科医としてどれだけ華麗な手技を見せることができるか、注目したい。