五輪2連覇を成し遂げた羽生結弦選手が4月中旬、日本での凱旋公演「Continues~with Wings~」を開催する。右足の治療のためしばらくの休養を表明した羽生選手だけに、イベント関係者は無事に開催できることに胸を撫でおろしたことだろう。
「羽生選手が自身の感謝をファンに伝えるというテーマのイベントですから、羽生選手が出演できなかったら元も子もないということもありますが、なにより3日間の開催によって1万人の観客動員で4億円近いチケット収入が見込まれるイベントとのこと。さらに、最終日には映画館でのライブビューイングが決定。こちらは全国66カ所で放映され、チケット代が4000円。CSでの中継放送もあり、CSの加入が増えるかもしれませんから、高い経済効果が期待できるでしょう」(スポーツライター)
羽生選手出演予定のアイスショーは7月までいくつも企画されており、その興業収入だけで60億円近い金額になるとも言われている。今回のイベントはトークでの出場だが、スケートとなると治療中の羽生選手が出演を辞退することも考えられ、そうなるとチケットの売り上げにも影響すると見られている。
「連盟に入る収入も変わってきてしまうため、連盟は羽生選手の早い復帰を願っているとも言われます。羽生選手がケガを負った時にも、出場を匂わせるコメントを繰り返していた連盟だけに、連盟が羽生選手に無理をさせないか心配するファンもいます」(前出・スポーツライター)
責任感の強い羽生選手ではあるが、まずはしっかりケガを治して、新たなチャレンジに向けて頑張ってほしいものだ。
(芝公子)