冷えは老化や万病のもと。血液循環が滞り、栄養素が隅々まで行き渡らなくなるからです。寒い季節に限らず、暖かい季節でも手足が冷たい場合は、「冷え性」の可能性あり。毎日のバスタイムで体内をポカポカと温め、体を代謝のよい状態に整えましょう。
■体を温めることで血行をよくする
入浴などでしっかり体を温めると全身が赤らんできますが、これは血行がよくなっているということ。栄養素を運ぶ血液が全身に巡っている証拠です。逆に、肌が白っぽく、触ると冷たい状態は、血巡りが悪くなっているサイン。ぜひ、暖かい季節でもしっかり湯船に浸かり、体を芯から温めてください。
■アロマや炭酸入浴剤もオススメ
入浴時、お気に入りの香りで癒やされたり、炭酸入浴剤を活用するのも、血巡りの改善にオススメです。バスタイムを楽しめるようになると、よりリラックスして血行改善効果も高まりますよ。アロマも炭酸入浴剤も種類が豊富ですが、「自分の好み」で選んでOK。心地よく使えるものを取り入れてください。
■冷えを予防・改善する「蒸し風呂」入浴法
1.普段よりも1~2℃お湯の温度を高めに設定する
2.湯船に蓋をし、顔だけ出すようにしてお湯に浸かる(蒸し風呂のイメージです)
3.10~20分、汗が噴き出す程度まで温める
※入浴前にコップ1杯の水分をとりましょう
【注意点】
持病などで、お風呂の入り方に制限がある場合などは行わないでください。また、実践できるかどうかは、専門医に相談するようにしましょう。
冷え知らずの健康体に整えるために、ぜひ、今日から入浴法を工夫してみてくださいね。とはいえ、入浴で代謝をアップさせるにも、豊富な栄養素があってこそ実現できることです。冬に冷え太りしてしまった人や、気温が上がっても手足が温かくならない場合は、全身が栄養不足の可能性あり。栄養バランスのよい食事を取ることも忘れずに。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)