5月2日にTOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也が東京都内でメンバーの山口達也による強制わいせつ事件について謝罪会見を開いた。この会見で、山口のTOKIO脱退やTOKIO解散が発表されるのではないかと予測されていたが、結果は「保留」となった。
リーダーの城島によると、4月30日に行われたメンバー5人での話し合いの席で、山口は4人に対して土下座し「TOKIOを辞めます」と発言。TOKIO脱退と事務所退所の意味を表す辞表を提出したことを明かした。しかし「山口も憔悴しきっていて、23年間一緒にやってきてすぐ『辞めてくれ』と言えない私たちがいました。この先どうするかは答えが出ていません」とし、辞表を受理できず現在は城島が預かっていると説明。結局、4日後の6日に契約解除となったが、この日は山口の処遇を決めるより謝罪会見を急いだと報告した。
会場に丸刈り姿で現れた松岡は「(山口の)甘えの根源がTOKIOだとすれば、1日も早くなくしたほうがいいと思います」と、4人のうち1人だけTOKIO解散に対する明確な私見を述べながら涙を見せた。
「今回の会見は松岡1人だけが男を上げたといっていいのでは。松岡は山口に対し『あなたは病気です』と言い、自分と向き合ってくれと伝えたことや、被害者家族の立場になって考えると山口のしたことは『絶対に許せないこと』と明言。さらには『(山口を)アルコール依存症だと思っていました。でもそういう所見がこれまでにまったく出てないんです。依存症と言われたほうがどれだけ納得できるか』と心境を告白。3月末に突然、山口の家の前に刑事が2人立っていて同行をうながされ、事情聴取を3回受けていたことなど、他のメンバーはまったく語らなかったけれど、世間が知りたがっている詳細を実直に説明してくれましたからね」(女性誌記者)
9月から結成25周年イヤーに入るTOKIO。記念ツアーやニューアルバムなど「いろいろ考えてました。みんなに喜んでほしくって」と、会見中にここだけ笑顔をのぞかせた松岡。しかしそれらの音楽活動はすべて「白紙」だというから、松岡の笑顔が心に刺さったファンも多かったのではないだろうか。