あなたはどんなお母さんになりたいですか──この質問に明確に答えられますか? 答えがないのに、日々の「あちゃ~!」に対して「私、母親失格だわ…」と思っていてはもったいない! 子どもは「今のお母さんで、大好き!」なのに、一人で反省しているだけ、という可能性もありそうです。
■母親として守り通したいことは何?
とはいえ答えがたくさんあると、それはそれで大変です。まずは、「母親としてこれだけは大切に守り通したい」ということを考えてみてください。そのためには、目標を掲げることです。目標がないと、日々の小さな失敗が目に入るたびに、「ダメかもしれない」と思うきっかけができてしまいます。「これだけは、絶対に譲れない!」という目標が明確で、いつでも意識できていれば、それ以外の多少の失敗は「よし、次頑張ろう!」と気持ちを切り替えることができますよね。
日々、家事に育児に、もしかしたら仕事に、と大忙しのお母さんだからこそ「あちゃ~!やっちゃった!」という事態は度々起こります。また、「どっちかだけなら乗り越えられそう…どっちを取る?」なんて選択に迫られたとき、基準がないと迷ってしまったりどちらも失ってしまったりします。「私は、お母さんとしてこれを死守する!」というものを一つ持っていれば、そこに向かって取捨選択をすることが可能です。ぜひ、「どんなお母さんでありたい?」と、自分自身に問いかけてみてください。
■宣言しておくこともオススメ!
「お母さんは、こんなお母さんでいることを誓います!」
こんなふうに家族で共有しておくこともオススメ。自分の心に刻むこともできますし、何より子どもたちがその熱意を聞くことで、よりお母さんの大切さを身に沁みて感じることができます。あなたたちのために、ここだけは譲れない! そう宣言するお母さんの姿は、子どもたちの人生に勇気を与えるはずです。
ともすればなんとなく過ぎ去っていってしまう毎日も、目標があれば向かっている方向を意識して行動することができます。これを機に、ぜひ「私が思う、なりたいお母さん」について考えてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)