暑さが厳しくなってくると露出が多くなるため、ダイエット志向の人が増えてきます。でも、美しさと引き換えに大切な健康を失わないよう、食事内容には気をつけたいものです。暑いからと冷たいものばかりを取り、カロリーを抑えることにとらわれ過ぎると、健康を害すばかりか、ダイエットとは裏腹に代謝を下げてしまうことにもなりかねません。そこで、夏のダイエットで注意したい点をご紹介していきましょう。
■水分補給を欠かさずに!
「飲むだけで体重が増えちゃうから」と、水分補給を抑えることは危険です。熱中症予防のためにも、老廃物の排出をスムーズにするためにも、美肌づくりのための潤いキープのためにも、水分補給は欠かせません。その際は、消化・吸収に水分が必要な清涼飲料水や利尿作用のあるお茶ではなく、「水」で水分を補給することが大切です。
■たんぱく質とビタミン・ミネラルは不足させない
カロリー制限をすると不足しやすいのが、たんぱく質です。これは、ボディラインを引き締めてエネルギーを消費する筋肉の修復・再生にも欠かせない栄養素。そのためにも、肉、魚、豆製品、乳製品を積極的に取り入れましょう。また、消化・吸収の働きをサポートして代謝を高めるビタミン・ミネラルの補給も欠かせません。これには、野菜や果物を上手に取り入れましょう。
食事で控えるとしたら「糖質」です。ごはんやパン、麺類を必要最低限に抑えることで、ダイエットをスムーズに成功へと導くことも。もちろん、体脂肪を燃焼させるのにも必要なエネルギー源ですので、必要な分は摂取してくださいね。
■冷たいものばかりはNG
内臓は、冷えるとその働きが低下しやすくなります。夏でも味噌汁やスープなどで、温かいものを取り入れましょう。温かいおかずを食べることも大切です。
暑さで食欲が落ち、糖質(ごはんもの)に偏った一品もので済ませたくなる夏ですが、健康維持にはさまざまな栄養素が必要です。水分補給と十分な栄養摂取で、夏のダイエットを成功へと導いてください。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)