インテリジャニーズの最右翼といえば、事務所初の慶應卒となった嵐の櫻井翔。バラエティ番組の司会からニュースキャスターまで、嵐のなかでいちばん仕事の幅が広い。よどみないコメントを見習う同僚、後輩が多いのもうなずける。櫻井の父・俊さんは元総務省事務次官で、今年から電通の執行役員に就任。母の洋子さんとは、同じ群馬県出身で、高校時代からの知人。大学在学中に交際をスタートさせて結婚している。実はこの母上が、かなり豪快なのだという。
「両親は、翔くんが小さいころから共働き。忙しかったうえに、お母さんは料理が不得意で、お弁当で白ごはん+納豆、白ごはん+レトルトカレーという日があったそうです。また、翔くんがあまりにも自分の部屋を片付けなかったときは、私服をすべて廊下に放りだしたとか」(女性誌ライター)
実家が引っ越すとき、まったく手伝わなかった櫻井に立腹した母は、2階の彼の部屋の窓から私物をバンバン外に投げた。その光景を偶然、角を曲がったところで目撃した櫻井は、帰宅するなり「ごめん、ごめん!やります、やります!!」と何度も謝って、ようやく引っ越しの準備にかかったという。強烈すぎる櫻井ママ。そんな母と櫻井は今夏、初めて2人でハワイ旅行をした。
「お母さんの誕生日が近かったので、お祝いをしようと思ったそうです。夜、レストランでトイレに行くふりをして、店員さんに『おふくろが誕生日だからサプライズでバースデープレートをお願いしたい』と頼んだ。ところが、母の名前を伝えて席に戻ると、店員が『すみません。お名前のスペルなんでしたっけ?』と聞いてきて、台無しに。お母さんから、『何、翔ちゃん。サプライズでお祝いしてくれるの?』と問い詰められたそうです(笑)」(前出・女性誌ライター)
初の親子海外は帰国後、櫻井に仕事があったため、空港で別れた。現場に向かう息子の後ろ姿を、見えなくなるまで見届ける母。櫻井は「いいよ、もう。35歳、大丈夫」と思ったそうだが、「母はいつまでたっても母なんだなぁ」とシミジミしたそうだ。
嵐はメンバーだけではなく、家族愛にも包まれている。
(北村ともこ)