7月8日に放映される「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)で、7人体制の関ジャニ∞にひとまずピリオドが打たれる。地元・関西では、7人による最後のローカル番組「関ジャニのジャニ勉」(カンテレ)が7月4日にひと足早くオンエア。7月15日には、初めて6人体制で臨む5大ドームツアー「関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST」が、北海道・札幌ドームで幕を開ける。今年大みそかでグループ脱退・ジャニーズ事務所を退所する渋谷すばるの卒業準備が、着々と進められている。
「関ジャニは来年がCDデビュー15周年。この節目を7人で迎えたかったでしょうから、すばるの脱退はメンバーにとって心中複雑なはず。そもそも関ジャニは結成時、内博貴を含めた8人でスタート。でも、内の未成年飲酒によって活動自粛、内の脱退を経て現在の7人になったんです。すばる、横山裕、村上信五は同級生で同じ96年入所。すばるは年長として、またメインボーカリストとして引っ張ってきただけに、彼がいなくなるのはグループにとって大ダメージです」(アイドル誌ライター)
“花の96年組”は大豊作。関東のジャニーズJr.には、のちに嵐となる松本潤、二宮和也、相葉雅紀、俳優の生田斗真、山下智久がいた。ちなみに、関ジャニの3人がジャニーズの門を叩くおよそ半年前の95年10月には、嵐・櫻井翔が入所している。
一時期は同期の嵐に水を開けられていた関ジャニだが、ここ数年は互角。テレビでのソロ活動にも力を入れたため、昨年はメンバー全員のレギュラー番組が合わせて10本になり、年間700本近い番組出演を果たしている。5月30日にリリースしたベストアルバム「GR8EST」は発売初週に30.5万枚を売り上げ、07年から10作連続で初登場首位を獲得。
さらに大記録も打ち立てた。17年から18年にかけての10カ月の間に2度も5大ドームツアーを開催。これは日本人アーティスト初の快挙。そこで今、新たな伝説が誕生するのではないかとが噂されている。
「それはズバリ、大みそかのNHK『紅白歌合戦』です。今年上半期の活躍から見て、7回目の出場を果たすことは確定的。ここがすばるのラストステージになると見られているんです。7月以降、すばるは表舞台からいったん姿を消しますが、たった1度の復帰であり、本当のラストとなれば話題になるのは間違いない。紅白といえば16年、解散するSMAPを引っ張り出すことにNHKは失敗しています。同じ轍を踏むまいと、すばるの出演に向けてかなり気合が入っているとか」(前出・アイドル誌ライター)
今年の大晦日はTOKIOでも嵐でもなく、関ジャニ∞が主役になりそうだ。
(北村ともこ)