NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で人気少女漫画家・秋風羽織を“怪演”していた豊川悦司。7月4日に放送された豊川自身の“ラストシーン”に注目が集まる一方、ネットでは早くも「秋風ロス」が広がっている。
「『私はもう、あんなに好きだった漫画が苦しいだけになってしまいました』と泣きながら打ち明けるヒロイン鈴愛(永野芽郁)を思い『漫画を、もう、やめたらいいと思います』と言って引導を渡す秋風先生。弟子たちがいなくなった事務所の壁画に3匹の鳥と涙を青いペンで描き入れ、サングラスを外し涙するトヨエツの“ラストシーン”に、涙する視聴者が続出しています」(女性誌記者)
ネットでも「目を真っ赤にして出勤してた」「朝から号泣…秋風ロスだよーーっっ!!」といった声が連投されている。
「元々、秋風羽織は脚本家の北川悦吏子氏が書く段階からトヨエツを当て書きしていたもの。振り切れたコミカルさと鈴愛の師匠としての揺るぎない説得力。この両方を矛盾なく存在させている演技は、スタッフからも絶賛されています。ちなみに壁画のシーンも脚本にはなく、トヨエツ自身が提案したものです」(番組関係者)
しかし、この壁画に青いペンで描き入れる印象的シーンには、異論を唱える声もあった。
「秋風羽織の漫画は、すべて少女漫画界では絶大な人気を誇るくらもちふさこの作品。その作品にペンを入れたことに対して、熱狂的なくらもちファンからは、『やだー!もうやめて!くらもちふさこ先生に加筆なんてやめて!ふざけんな!!!』『くらもちふさこ先生の絵に落書きしちゃった感が少し。。あり。。』『絵の上に落書きすんなーーーーー!』といった声がネットでも躍りました。しかし、そのシーンの前に秘書の菱本(井川遥)から弟子の鈴愛たちに、くらもちの代表作『いつもポケットにショパン』『A-Girl』『海の天辺』の生原稿を贈るシーンがあり、くらもちファンは大興奮。『生原稿にドキドキしました』『くらもちふさこ先生の生原稿、お、おれも、欲しいっ』といった声が噴出。こちらの方に注目が集まり、事なきを得たようです」(エンタメ誌ライター)
“ラストシーン”でも物議を醸した豊川の怪演ぶりには、改めて頭が下がる。
(窪田史朗)