7月19日発売の「女性セブン」が、「中居正広と嵐は共演NG!」と題した記事を掲載した。それによると、中居と安住紳一郎アナが総合司会を務めた「音楽の日」(7月14~15日放送・TBS系)に、嵐が出演しないことに視聴者から疑問の声が上がったという。確かに嵐と中居‥‥というよりSMAPは、これまでもほとんど共演していない。
「SMAPがジャニーズに在籍していた頃、音楽番組はSMAPのマネジャーの飯島三智氏が手掛けるグループと、藤島ジュリー景子副社長が手掛けるグループに分かれていました。その両派のトップがSMAPと嵐。フジテレビ系の『FNSうたの夏まつり』は飯島派、日本テレビ系の『THE MUSIC DAY』はジュリー派、そして中居が司会を務める『音楽の日』は飯島派がメインと明確に分かれていたんです」(音楽番組関係者)
飯島氏が担当したのは山下智久、Kis‐My‐Ft2、Sexy Zone、A.B.C‐Z、ジャニーズWEST。ジュリー副社長が目をかけたのがTOKIO、関ジャニ∞、NEWS、KAT‐TUN、Hey!Say!JUMP、といった具合だ。
ではなぜ、同じ事務所でありながらこのような派閥ができてしまったのか。
「1988年に結成したものの、CDデビューは91年だったSMAP。デビューシングルは15万枚と低迷しました。そんな彼らに、当時、事務職員だった飯島さんがマネジャーを志願。その頃のアイドルとしては珍しかったコントをやらせるなどで大成功。そこから、バラエティだけでなく、司会やキャスターの道を開拓しました。この方法を踏襲したのがTOKIOや嵐でした。それなのに、ジュリーさんは飯島さんに対するリスペクトがなかった。それが分裂のきっかけと言われています。ですが、タレント同士仲が悪いわけではありません。映画『検察側の罪人』で木村拓哉と二宮和也の共演が決まったのも、飯島さんが退職したからでしょう」(芸能記者)
これからは、派閥に関係なく音楽祭を楽しみたいものだ。