稀少性が薄れ放送激減!80年代から全盛を極めた「ドラマのNG大賞」の元祖はあのドラマ「西遊記」だった!?
1980年代から90年代にかけて、お茶の間を賑わせていた特別番組・ドラマのNG大賞。だが、気づけば放送自体が消えている印象だ。
元テレビ東京局員・下矢一良氏が、自身のYouTubeチャンネル「下矢一良の正直メディア」(1月22日付)で、この話題について詳しく語っている。下谷氏の記憶をひもとけば、ピーク時には年間6本ペースで、日本テレビ、TBS、フジテレビが春・秋の改変期に放送していたとし、消えた理由は諸々あるも、主なる1つをこう解説する。
「NG特番が出てきた頃って、本来、お客様・視聴者にお見せするものではない、本当は見られないものが見られるという珍しさ、希少性があったんだけど、みんな慣れちゃったよね。演者さんのほうもNG大賞で使われるという前提で、わかってやってるから映像としての面白みが欠ける。あと今ね、番組、ドラマの公式SNSが必ずあるTVerで番外編を放送したり。そういうところで使われてるので、初出し的なNGがどこまでやれるんだろうか…。2時間とか3時間の特番を放送できるほどの素材があるのだろうかと…」
ドラマウオッチャーがこれに補足する。
「ドラマのNG集と聞いて、1980年10月3日から81年4月10日までフジ系で放送された『翔んだカップル』を思いだす方も多いでしょう。轟二郎、柳沢慎吾、佐藤B作などが脇を固めるコメディタッチのドラマで、NG集をつけ足して放送すると視聴率が向上して恒例に。タイムキーパーのミスで、番組の尺(時間)が2分ほど不足していたことから苦肉の策でしたが、これが功を奏したことになりますね。もっとも、NG集の元祖は他にあります。日テレ系で毎年正月に放送されていた特別番組『番組対抗かくし芸大会』(1979年)で、1978年10月1日から79年4月8日まで日テレで放送されたドラマ『西遊記』チーム(堺正章、夏目雅子さん、岸部シローさん、西田敏行さん)のNG大特集が流れたんです」
堺正章以外の他のチームの面々はすでに鬼籍に入っているドラマ「西遊記」。その貴重なNG集を、一度見てみたい気もするが…。
(所ひで/YouTubeライター)
