夏の恒例番組、24時間テレビ「愛は地球を救う」(日本テレビ系)が、8月25日から26日にかけて放送される。今年のテーマは「人生を変えてくれた人」。メインパーソナリティーは、ジャニーズ事務所のSexy Zoneが担当する。そして、毎年注目されるチャリティマラソンランナーは、ANZEN漫才のみやぞんに決定した。
今年で41回目を迎える同番組だが、やはり毎年話題となるのは“チャリティであるにも関わらず、出演者にギャラが発生するのはナゼ?”だ。
元日本テレビ社員は「この話には少々誤解がある」という。
「パーソナリティーやランナーに高額のギャラが発生していると話題になりますが『24時間』に対するギャラは、謝礼のような形で払われ、決して高額ではありません。ですが、長時間拘束される人たちは『24時間』が放送される前後の同局系番組に多数出演します。ここで、通常よりも高いギャラが設定されているので、トータルで高額になるだけなんです」
この元社員は「ランナーや出演者も大変だが、現場はもっと大変」だという。
「誤ったギャラの情報のせいか、ロケ現場で嫌味を言われるようになりましたね。スタッフは猛暑の中一生懸命なのに、気の毒です。また、放送の1カ月くらい前になると、各番組制作部署の床で、何人ものADがごろ寝してます。何日も家に帰れなくて、風呂にも入っていないから結構臭いますね」
愛で地球を救うためなら、多少のブラックな業務は仕方がないということのようだ。救いを求めているのは、現場のスタッフたちかもしれない。