空気が乾燥しはじめ、気温が低くなると心配なのが風邪。なかでもインフルエンザには気をつけたいものですね。特に今年は暖冬だったせいもあり流行が遅れているそうで、15日の厚生労働省の発表によれば「これからがピーク」になるそうです。
予防するには外出時のマスク、帰ってきてからのうがいと手洗いが必須。加えて、この際はダイエットのことを忘れて、免疫力を低下させないための十分な栄養のある食事と休養をとることを心がけましょう。
でも、それだけ予防していても身近な人が感染していたら、どうしたらいいのでしょうか。
その1. なってしまった人も「マスク」を着ける
インフルエンザの大部分はクシャミや咳などで飛散した唾液や鼻水の飛沫に含まれるウイルスが、喉の粘膜などに付着することで感染します。外では感染している人に近づかないのが一番ですが、家族でもそれらしい症状が出ている人にはマスクを着けてもらいましょう。
その2. 「洗濯」をこまめに
寝ている時に着ている衣類やシーツなどにもウイルスが付着していることがあります。普通の洗剤で十分なので、こまめに洗濯をするようにしましょう。また、ウイルスはドアノブや電灯のスイッチ、紙類などに付着しても、ある程度生きられるそうです。触った後、口や鼻に手指を持っていかないよう気をつけましょう。
その3. 部屋の「湿度」を上げる
インフルエンザウイルスは、乾燥に強く湿度に弱いという性質を持っています。湿度が50%になると急速に死滅していくので、部屋の中の空気を50~60%に保つようにしましょう。加湿器などがない場合は、あえて洗濯物を部屋干しにすると湿度を保つことができますよ。
その4. 熱が下がってもすぐに「外出しない」
インフルエンザは症状が出てから5日、熱が下がった後も2日間ほどは感染力があると言われています。もし、自分が罹ってしまったら、その間は外出を控え、他の人にうつさない配慮も。
また、最初に「マスクと手洗いうがいは必須」と書きましたが、予防のためのマスクは最長でも1日使ったら水を含ませて捨てるようにしてください。繰り返し使うと、外で付着したウイルスがいるかもしれないので、そこから感染する可能性もあるんだそうです。
一般的にはインフルエンザウイルスは感染力が強いと言われていますが、しっかり対策すれば感染リスクを低くすることも可能。「ならない」「拡散させない」ようにして、この冬を過ごしましょう!