10月12日にスタートする岡田将生主演ドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK)。放送前から、出演者が岡田をはじめ竜星涼、山崎育三郎とイケメンぞろいな点が話題になっている。
物語は、昭和の初期に落語の世界に入った八雲(岡田)が、同期入門の落語の天才・助六(山崎)と出会い、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者のみよ吉にも支えられ、成長していく。やがて、助六とみよ吉は結ばれるのだが、2人は謎に満ちた事故死を遂げる。
のちに八雲は「昭和最後の名人」と称されるほどの噺家になるのだが、なぜか弟子を取らないことでも有名だった。そんな八雲が、刑務所帰りの与太郎(竜星)を住み込みの弟子にすることに‥‥。
落語界を題材としたドラマは、TOKIOの長瀬智也とV6の岡田准一が共演した2005年の「タイガー&ドラゴン」(TBS系)。07年の貫地谷しほり主演「ちりとてちん」(NHK)などが人気を博してきた。
「落語界を描いたものは、役者の新たな一面が引き出されるところが魅力。時代劇でもないのに、和服姿を見られるのは新鮮です。それでいて、現代劇とは違う独特の話し方。落語の世界観は、普段のドラマでは見ることのできない役者の顔を見せてくれます」(芸能ジャーナリスト)
八雲の10代から老年までを演じる岡田。そして、山崎、竜星の粋な和服姿も今から楽しみだ。