昨年12月28日の「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2015」の場内インタビューで、羽生結弦選手が自身の歴代最高得点をマークした演技の、さらなる上の境地を目指すと宣言した。
「いつも何かしらの課題を見つけ、上を目指している羽生選手です。次の世界選手権では、難度を上げてくるだろうと思っていましたが、ISU(国際スケート連盟)公認の大会では『成功例のないジャンプの新技を入れる』と宣言したんです」(週刊誌記者)
フィギュアスケートのジャンプはいろいろあるが、羽生選手が目指す新技とは?
「今回、羽生選手が宣言したのは4回転ループ。ジャンプは難しい順にアクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループの6種類がありますが、これまで羽生選手はサルコウとトゥループ、2つの4回転ジャンプを跳んでいます。4回転ループは昨年のオフから今シーズンでの投入を目指して練習してきたのですが、まだ完璧ではなくこれまでは入れていませんでした。しかし、練習は続けていてGPファイナルのエキシビションではバランスこそ崩したものの跳んで見せ、その前の練習では見事に成功させています。まだ世界選手権まで2カ月以上ありますから、進化させたプログラムでの世界歴代最高得点の更新を目指してくると思いますよ」(前出・週刊誌記者)
しばらく雄姿を拝めないユヅファンは、その成功を祈って待つべし!
(芝公子)