いま「糖化」というのが話題になっています。これはタンパク質に糖がくっつくことで、そうなるとAGEという老化物質に変わり、人の身体を老けさせてしまうというのです。
久留米大学医学部教授で医学博士の山岸昌一さんとBTYゼネラリストの寺山イク子さんの共著「『老けないカラダ』になる50の知恵~AGEを減らして10歳若返る!」(メディアソフト刊)によると、炭水化物の多い食事は血糖値を上げて、AGEを増やしてしまうのだとか。そして、AGEによる老化を防ぐ方法の一つは、微量のAGEしか含まれていない生野菜を取ることなんだそう。でも、カロリーの高いドレッシングやマヨネーズは避け、塩とオリーブオイルで食べるのがよいそうですよ。さらに、野菜は茹でたり蒸したりする温野菜もオススメとか。とくに、低温蒸しはAGEを発生させにくい調理法なんだそうですよ。
また、AGEを増やさないためには、血糖値を急上昇させないということもあります。医学博士の白澤卓二さんの著書「いきいき歳をかさねる老けない食べ方」(笠倉出版社刊)では、よく噛んで食べることで食べ物の吸収速度が遅くなり、血糖値の上昇がゆるやかになると書かれています。チョイスする野菜も、噛みごたえがあって血糖値が上昇しにくいGI値の低いもの、例えばにんじんやキャベツがいいのだそうですよ。
歳を重ねるごとに「老化が心配…」という人は、低温野菜やよく噛んで食べられる低GI値の野菜を選びたいですね。