ゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)、全日(6~24時)の時間帯全てでトップを獲得し、4年連続で「視聴率3冠」に輝いている日本テレビ。その座を虎視眈々と狙っていたのは、すべての時間帯で2位につけていたテレビ朝日だ。
そしてついに、10月の月間視聴率の全日帯で逆転したことが29日にわかった。
「10月スタートのドラマに『相棒』『科捜研の女』、そして米倉涼子主演の新ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』と、確実に視聴率が見込める作品をぶつけたのが功を奏しました。テレ朝は、1月期放送の木村拓哉主演ドラマ『BG~身辺警護人~』も平均視聴率15.2%と大健闘。今のところ今年のドラマランキングトップ10にはテレ朝から、井ノ原快彦主演の『特捜9』、波瑠と鈴木京香のコンビが新鮮だった『未解決の女 警視庁文書捜査官』、内藤剛志主演『警視庁・捜査一課長 season3』あたりが入ってくるでしょう。日テレはバラエティ番組こそ強いのですが、ドラマはベストテンに入る作品も、平均視聴率が10%を超える作品も、これまでのところありません。また、有働由美子を起用して話題となった『news zero』も思いのほか低迷しており、年間1位の座も危うくなってきています」(芸能ジャーナリスト)
日テレの「月間3冠」を止めたテレ朝が、今後どこまで伸びるのか、注目だ。