10月26日に公開された映画「旅猫リポート」。公開初週の週末興行成績ランキングでは第2位にランクイン。さらに11月6日、出演する福士蒼汰、広瀬アリス、大野拓朗の仲睦まじいメイキング映像が公開され、映画のヒットに期待が寄せられている。注目はヒロインを演じている広瀬アリスだ。
「昨年の10月から3月までは、NHK『わろてんか』で女芸人を熱演。4月期のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)では、主演する吉高由里子の妹役で、老舗豆腐店の4代目。さらに7月期のドラマ『探偵が早すぎる』(日本テレビ系)では滝藤賢一とW主演を果たし、10月期にはドラマ『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)でも準主役を演じるなど、今年はなんと4クールすべてに出演。しかも映画では『巫女っちゃけん。』に主演したのを皮切りに『旅猫リポート』、そして今月17日に公開される『銃』でもヒロインを演じるなど、快進撃はとどまるところを知りません」(スポーツ紙記者)
一時は広瀬すず“じゃない方”とまで皮肉られた姉・アリスの躍進ぶりには驚くばかりだ。その一方で、妹のすずは年明けから躓いた感がぬぐえない。鳴り物入りで始まった坂元裕二氏脚本の1月期ドラマ「anone」(日本テレビ系)は平均視聴率6.1%に低迷。8月公開の出演映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」もヒットとはいかず、今年はややブレーキがかかった様子。
「妹のすずは、スクリーン映えのするスター。しかし、うがった見方をすれば、“何をやっても広瀬すずにしか見えない”といった声も上がっています。一方、姉のアリスは今年2月のインタビューで『まだまだ振り幅が狭い』『“明るくて元気な女の子”という広瀬アリスのイメージを映画やドラマで崩していけたらいいな』と答えるなど、“演技派女優”への転身を決意していたようです」(エンタメ誌ライター)
例えるならばスターのオーラをまとった妹のすずがウサギなら、演技力を徐々に磨く姉・アリスはカメ。この競走、今後どうなる!?
(窪田史朗)