若いころを一緒に過ごしたからだろうか、ジャニーズはグループを超えて仲良しコンビが存在している。嵐の相葉雅紀と関ジャニ∞の横山裕もそうだ。なにしろ2人はいっしょに遊んでいるところを写真週刊誌に撮られたほど。
「相葉はヨコ(横山)のことを、本名(侯隆=きみたか)で呼んでいます。2人はジャニーズJr.だったころからの付き合いで、当時からヨコは相葉の千葉の実家に度々泊まりに行っている。相葉はヨコの2人の弟とも仲良し。ここ数年はヨコ抜きで遊ぶ仲で、弟たちは毎年ヨコの誕生日(5月7日)にサプライズを計画するんですが、数年前にはこっそり相葉を招いています」(エンタメ誌ライター)
ビックリ演出に熱心なのは、8歳年下の三男。3兄弟はシングルマザーの母によって育てられ、横山は中学卒業後、家計を助けるために働きながら関西ジャニーズJr.として活動した。関ジャニで稼いだお金で三男を大学に進学させ、税理士になる夢の手助けをしている。すでに独り立ちしている三男は、横山に感謝の気持ちでいっぱい。その表れが年に一度のサプライズバースデーというわけだ。
「まだバイトをしていたころは、“YOU”(裕)と刺繍された靴を誕生日に贈っています。この数年は5月7日が近づくにつれて仕込みをはじめ、『兄ちゃん、悩みがあんねんけど』と芝居を仕掛けたりするそう。そして迎えた当日、ヨコが部屋に入ろうとすると『あと10分待ってくれるかなぁ』と時間の調整。ヨコが入室すると、室内にはトランペットの先生や相葉くんほか、大勢がズラリ。みんなでクラッカーを鳴らす演出を成功させています」(前出・エンタメ誌ライター)
女手一つで育ててくれた最愛の母は、10年5月に急逝。あまりのショックで6歳年下の次男はおよそ2年、記憶喪失になっている。そんな彼もすでに結婚。その披露宴で聴かせるために横山は、内緒でトランペットを練習していた。その先生も、今では三男が企画する誕生日パーティーの常連だ。
一方の相葉といえば現在、連続ドラマ「僕とシッポと神楽坂」(テレビ朝日系)がオンエア中。撮影に追われる毎日だけに、ヨコとのデートはしばしお預けのようだ。
(北村ともこ)