見ず知らずの女性から夫の愛人であると告げられ、夫の判が押された離婚届を見せられ、料理人である夫に問い質せば、実家の料亭が倒産寸前だと知らされ‥‥。
第1話からドロドロの展開の連続で話題をさらった愛憎ドラマ「あなたには渡さない」(テレビ朝日系)。第2話でも、その勢いはいや増すばかりだ。
「夫役の萩原聖人と愛人役の水野美紀がペアルックで登場し、主人公である木村佳乃演じる妻に対してマウンティングするなど、あまりのコテコテな愛憎劇に、“衝撃的”なはずが一周回っててもはや“笑撃的”と言えます。愛と憎しみ、そして破産寸前という緊迫したシチュエーションだからこそ、その場で懸命に振る舞う登場人物におかしみが生まれるのではないでしょうか。萩原聖人はインタビューで、自分の演じている夫という役どころについて『ズルいことがうまくできない不器用な人間』『だからこそ妻に対して、普通なら言えないようなことまで言ってしまう』『(愛人との夜の生活を妻に話して)「男が家庭を捨てるのには十分な理由だろう」なんて、それ嫁に言うか!ってセリフですよね(笑)』と語っており、みずから楽しんで演じている様子。また、妻を演じる木村佳乃については『素敵すぎます』『宇宙人なのか妖精なのか、はたまた天使なのかわかりませんが、きっとなにかとのハイブリッドなんですよ』。愛人を演じている水野美紀については、『彼女とも過去に何度も共演しているのですが、木村さんとは全然違うタイプですね。でもすごくニュートラルな方なので、安心感があります』と語り、息の合った撮影現場を感じさせます」(テレビ誌ライター)
果たしてどこまでドロドロが深まってゆくのか。今後の展開に注目だ。