このひと言で、メディアが動いた!?
12月9日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志が「M-1グランプリ2018」終了後にお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智が審査員を務めた上沼恵美子に対して「右のおばはんにはうんざり」「自分の感情だけで審査せんとって」などと暴言を吐いている動画をSNS上に公開し、騒動になっている件についてコメントした。
「言わずもがな、松本は上沼の隣で審査員をしていたわけですが、傍若無人な2人の芸人に対し、『彼らは勉強不足。上沼さんがどれだけの人かわかってない』と断罪しました。また、SNSで公開したことについても『ハロウィーンで騒いでいた若者たちと変わらない。違うのは40のおっさんだし、上沼さんは軽トラじゃねーし』と、後輩たちに対する“スタンス”もハッキリさせています」(テレビ誌ライター)
少しの優しさが垣間見えたのは、この話題をジョークで終わらせようとしたところだろうか。しかし、この発言を機に“テレビ局が変わった”という。
「松本は、すでに自身のラジオ番組で審査員を降りる意向を発表していた上沼を指して『上沼さんがいなくなったら、僕も考えるからね』と、審査員“卒業”をほのめかし、最後には『来年は上沼さんと初の男女コンビ優勝を目指そうかな』と言いつつ、さらに『スーパー(マラドーナ)で(とろ)サーモンはしばらく買わない』と問題の2コンビ名を匂わせたギャグでコメントを締めくくりました。これは言わば、民放各局、他番組に対して“松本人志のスタンス”を表明した形であり、翌日は情報番組などでこの問題を報じる際に『久保田と武智が悪い』というニュアンスで取り上げています。各局が松本の言葉で“蜂起”し、発言に“乗っかった”という印象です」(前出・テレビ誌ライター)
10日放送の「ビビット」(TBS系)では、この問題にコメントを求められたカンニング竹山が「松本さんも自分の番組で意見を話したし、上沼さんも『興味ない』と話した。それで終わりなのに、(ビビットで)火に油を注ぐようなことをやって、インターネットと何も変わらない。非常にダサイことをしている」と、番組の姿勢に苦言を呈している。
これも、松本発言が起こした“波紋”のひとつなのかも知れない。