12月10日、日本でいちばん面白い女芸人を決める「THE W 2018」(日本テレビ系)が放送され、結成12年目の姉役・渡辺江里子、妹役・木村美穂による「阿佐ヶ谷姉妹」が2代目女王に輝いた。
606組がエントリーし、この日の決勝には10組が参加。第1試合は初代女王のゆりやんレトリィバァVSあぁ~しらき、第2試合は吉住VSニッチェ、第3試合は根菜キャバレーVS合わせみそ、第4試合は横澤夏子VS紺野ぶるま、第5試合は阿佐ヶ谷姉妹VS紅しょうがとなり、最終決戦では勝ち抜いた阿佐ヶ谷姉妹、あぁ~しらき、ニッチェ、合わせみそ、横澤夏子の順でネタを披露。審査で最多票を獲得した阿佐ヶ谷姉妹が優勝となった。
「ネット上には放送中から『放送事故レベルにつまらない』『もう今年限りで終わらせるべき』『これが606組から選ばれた決勝戦とは思えない』といった酷評が続出しました。ところが阿佐ヶ谷姉妹が優勝獲得したとたん、『阿佐ヶ谷姉妹が優勝してうれしい!報われてよかった!』『2人の優勝は妥当』『阿佐ヶ谷姉妹、だぁ~い好き!』など阿佐ヶ谷姉妹に対する心温まるメッセージがあふれたんです。
阿佐ヶ谷姉妹は翌11日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演。この日は結成50周年を迎えたカーペンターズの兄リチャード・カーペンターが生出演してピアノでメドレーを演奏。この音色に姉役・渡辺が感動して号泣。涙でメイクが落ちてしまい、その状況を山里亮太による“天の声”が説明するという異例の事態に。さらに渡辺の感激号泣を知ったリチャードからCDをプレゼントされ、再び涙目に。『感激して号泣して自分の晴れ舞台に遅れるこの感じ。だから阿佐ヶ谷姉妹が好き』『リチャードに対する江里子さんにシンパシー感じる』『謙虚で嘘がない素直なオバサンは本当にかわいい』『阿佐ヶ谷姉妹を嫌いと言う人を知らない』など、またしても阿佐ヶ谷姉妹への“ほっこり称賛”が続出。つくづく女芸人に必要なのは、ずば抜けた面白さより嫌われないチカラなのだと感じました」(エンタメ誌ライター)
忙しい現代人には、刺激的な笑いよりじんわり温まる小さな感動のほうが求められているようだ。