12月21日放送「あさイチ」(NHK)の「プレミアムトーク」コーナーに出演した満島ひかり。かねてより「仕事を干されている」と報道されている現状や、放送中の連続テレビ小説「まんぷく」(NHK)でヒロイン・福子を演じている安藤サクラとの「不仲説」を自分の言葉ですべて否定した。
「私は11歳から会社勤めだったので、気が付くと20何年会社にいて、私は10代の頃から20歳までの10年間をこういう場所で生活していたので、会社を辞めることで何が変わるのかわからないですけど、少し自分と向き合いたいと思って。時間が欲しかった。忙しくなると、我慢が重なって、周りの人に火を飛ばすようになっちゃう。ちょっと語気が荒くなったり、それが自分で気になってしまって、人に何か言うよりは自分でやって感謝するほうがいいなと思った」とフリーになった経緯を告白。「そしたら、マスコミさんにいっぱい書かれますけど」とさまざま報道されていることに触れ、「いろいろ書かれてますけど、信じないでください。普通に生きてるし、ちゃんとお返事も返してます。(不仲説のある安藤)サクラちゃんとも仲いいし」と、笑顔で弁明。さらに、ホームページやSNSなどで自身の声を発信しないことが誤解を生んでしまうのかもと持論を述べた。
「満島は終始笑顔で、とがらせた唇の上に使っていたストローを載せておどけて見せたりもしていました。満島が知名度を上げた2011年7月期放送のドラマ『それでも、生きてゆく』(フジテレビ系)のオファーを3回断っていたものの、脚本家の坂元裕二と直接会ってオファーされた時に、坂元の手が緊張から震えているのを見てオファーを受けた経緯などを語る姿は、誤解されやすいキャラクターであることがよくわかりました。しかしそれが満島にとっての自然体であることも伝わったのでしょう。ネット上では『満島ひかりがマスコミを信じるなとはっきり言った姿に感動した』『生放送で視聴者の疑問を晴らしてくれたひかりちゃん。これからも応援します!』などエールが続出しているようです」(テレビ誌ライター)
満島からの「江戸川乱歩の世界をやってみたい」のひと声から始まった、映画ともドラマとも違う独特な映像美で初期の江戸川乱歩の傑作短編を“ほぼ原作に忠実に映像化”してきたシリーズ第3弾が12月30日に「満島ひかり×江戸川乱歩」(NHK BSプレミアム)として短編3作品が放送される。「お勢登場」では妖艶な悪女、「算盤が恋を語る話」では地味な事務員、「人でなしの恋」では嫉妬に狂う若妻を演じ分けるという。今年11月に公演された舞台「ロミオとジュリエット」は当初、満島がジュリエットを演じる予定だったが突如降板。脚色と演出を担当した宮藤官九郎が苦しんだであろうが「お勢登場」では満島と夫婦を演じ、これまた満島に苦しめられるというから、なんとも興味深い。